医療レーザー脱毛

1.医療レーザー脱毛とは

エステ光脱毛との違い

医療レーザー脱毛とは医療用の特殊なレーザーを肌に照射することで、毛が生えなくなるよう脱毛処理する施術です。「エステ光脱毛」と仕組み自体は似ていますが医療脱毛の方が圧倒的に脱毛のパワーが強いです。一時的な減毛効果しかないエステ光脱毛と違って、医療脱毛なら永久脱毛効果が得られます。

医療脱毛とサロンの比較表

クリニック(医療脱毛)

サロン(光脱毛)

効果

永久脱毛、効果が長持ち

抑毛、効果は一時的

期間・回数(※1)

約1年-1年半(5-10回程度)

約2年-3年(12-20回程度)

料金(※2)

約30万-65万(5-10回程度)

約25年-45年(12-20回程度)

痛み

バチッとした痛み

ほぼ無痛

施術者

看護師(医師の診察あり)

エステティシャン(医師の診察なし)

肌トラブル

店舗での対応可能

店舗での対応不可

  • 1. 自己処理が楽になる~ツルツルになる状態までの目安。回数は
  • 2. クリニック・サロン12社の全身脱毛(顔・VIO込)の料金幅

ムダ毛ってどうして生えてくるの?

毛乳頭図解

毛球は『毛乳頭』と『毛母細胞』という2つの構造を持っています。毛は皮膚の外に見えている毛幹と皮膚の中に埋まっている毛根からできています。

毛を生やす仕組みを持っているのは、毛根の根本にある毛球です。

しかし、毛乳頭と毛母細胞だけでは毛は生えてきません。毛を生やすように命令する 『バルジ領域』があって初めて毛が生成されます。バルジ領域とは毛根よりも表皮に近い真皮にある器官のことです。

  • 毛乳頭は毛に栄養を届けて成長を促す
  • 毛母細胞は毛を生やす仕組みをもつ
  • バルジ領域が発毛を促す

熱破壊式ダイオードレーザーは毛乳頭と毛母細胞を破壊する!

?当院は熱破壊式ダイオードレーザー脱毛機を使用しています。熱破壊式レーザーとは、高出力のレーザーを照射して発毛組織(毛乳頭・毛母細胞)を破壊する照射方法です。永久脱毛の効果があり、短期間で脱毛効果が実感できます。

レーザーが黒い色素に反応し、毛の製造元である毛根(毛乳頭や毛母細胞)を破壊します。

熱破壊式ダイオードレーザー

4段階の毛周期

毛が生える仕組みには毛周期と呼ばれるサイクルが関係しています。毛周期には成長初期と成長期、退行期、休止期の4つのサイクルがあります。

4段階の毛周期

成長初期

成長初期では、毛はまだ皮膚の中に埋もれています。目には見えませんが、皮膚の中で毛母細胞が活動を始めた状態です。

成長期

成長期になると、毛母細胞が本格的に働き始めます。毛乳頭から栄養をもらい、活発に増殖している段階です。皮膚から毛が生えているのが見え始め、次第に毛は長く太くなっていきます。

退行期

退行期になると、毛母細胞の増殖が止まります。また、毛母細胞に栄養を与えていた毛乳頭が小さくなって、毛母細胞と毛乳頭に隙間が生まれます。毛が抜けやすくなっている状態です。

休止期

休止期では、後退期よりも毛母細胞と毛乳頭の位置が離れます。休止期の毛は、自然に抜け落ちるくらいに弱くなり、次の成長期への準備に入ります。

毛周期のうち、脱毛に最適なのは『成長初期』と『成長期』だけ!

脱毛は機械から照射されるレーザーが、ムダ毛に含まれるメラニンに反応し、熱が生じる仕組みを利用します。つまり脱毛にはメラニンが必要不可欠なわけですが、成長期は毛乳頭からの養分で毛母細胞が活発に活動するため毛のメラニンが濃いです。メラニンが濃いとレーザーなどが強く反応し、つまり、レーザー照射1回で発毛組織を破壊できる毛も照射範囲の毛の生産工場である毛乳頭までしっかりと熱が届くので脱毛に最適 なのです。

そのため、効率良く脱毛するなら、毛の生える周期(毛周期)に合わせて、 2~3ヶ月ほどの間隔でコンスタントに通う のがおすすめです。間隔が空きすぎても、大きな影響はありませんが、レーザーに反応しやすい毛が減ってしまうこともあります。また、 2ヶ月待たずに施術する と、毛が生えそろっておらず、脱毛効果が下がる恐れ があります。

また、体毛のうち、同時期に成長期を迎えている毛は全体の20%程度といわれています。 20%程度 ということになります。それぞれの毛穴が成長期のタイミングでレーザーを照射するとなると、5回以上の施術が必要になります。

2.ダイオードレーザーの特徴

  • 肌色・肌質を選ばない
  • 産毛にも剛毛にも効果がある!
  • 永久脱毛が可能
  • 即効性が高い
  • 脱毛時の痛みが少ない

3.ダイオードレーザーの脱毛効果

必要回数の目安(※当院での“リアル”な回数です)

剛毛脱毛(VIOや脇)

10回(6週おき1年):毛が薄く生えにくくなる

20回以上(約2年):ほぼ自己処理不要になる

産毛脱毛(顔や背中)

5-6回:化粧ノリがよくなる、肌触りが変わる

7-8回:トーンUPなど美肌効果実感!

10回以上:産毛がなくなる

4.ダイオードレーザーの施術可能部位と料金

女性顔部の部位別脱毛効果

女性顔部の部位別脱毛効果

必要回数の目安(※当院での“リアル”な回数です)

おでこを出した髪型に自信がもてる!

皮脂や汚れが溜まりにくくなり、毛穴目立ち軽減

眉まわり、眉間

青みがなくなり清潔感UP!

もみあげ

形を整えて脱毛するとフェイスラインがスッキリキレイ見え

あご

油や汚れが溜まりにくくなり、ニキビや吹き出物の予防に!

頬、口まわり

トーンアップが実感しやすい

施術料金

男性顔部の部位別脱毛効果

男性顔部の部位別脱毛効果 施術料金

全身脱毛の部位別脱毛効果

全身脱毛の部位別脱毛効果 施術料金

5.治療の詳細

処置時間

顔・全身・VIO施術は約2時間、顔・上半身や下半身・VIOなど上下で分けると約1時間半時間を要します。顔のみ、VIOのみは約30分です。

通院

効率良く脱毛するなら、毛の生える周期(毛周期)に合わせて、2~3ヶ月ほどの間隔でコンスタントに通うのがおすすめです。それぞれの毛穴が成長期のタイミングでレーザーを照射するとなると、5回以上の施術が必要になります。

痛み

脇やVIOなど太い毛が密集している部分は強い痛みを感じてしまうことも少なくありません。

メイク/洗顔

直後から可能です。

洗髪/シャワー/入浴

当日から可能です。身体を温めすぎると血行がよくなりかゆみ・赤み・痛みの原因になるため、入浴は避けてください。

ダウンタイム

照射後赤みが出ます。数時間で消失します。

リスク

火傷、毛嚢炎、硬毛化

6.治療前後で注意すること

脱毛前の事前準備

来院前の剃毛

毛を伸ばしたままレーザーを照射するとレーザーが過剰に反応して肌がヤケドすることもあります。またしっかり発毛組織までレーザーを届け、効果を最大限得られるようにするには脱毛前にしっかりと剃毛を行う必要があります。当院では来院前に可能な限りご自身で剃毛していただくようお願いしております。予約が取りやすく通いやすいクリニックづくりのためです。肌を傷つけないよう丁寧に剃毛をするには、どうしても時間がかかってしまいます。最小限の時間の中で脱毛施術そのものに十分な時間をかけるために、ご理解をよろしくお願いいたします。

シェービング代

剃り残しが多い場合はシェービング代を頂きます。
一箇所¥550

※自己処理の注意点

電気シェーバーは、刃を直接肌に当てることなく剃毛ができるため、

  • 医療レーザー脱毛の永久脱毛効果を最大限に高めるために、脱毛の前には、毛抜きやワックスで 毛を根元から引き抜いてしまう処理 は避けてください。また、家庭用脱毛機の使用も控えて下さい。
  • 剃毛は『 電気シェーバー 』の使用をおすすめします。 肌へあまり負担をかけずにムダ毛を処理できます。カミソリは肌に負担をかけやすい剃毛方法です。カミソリを使う場合には、シェービングクリームなどでお肌をしっかりと保護しながら丁寧に優しく毛を剃りましょう。

日焼けには注意

医療脱毛のレーザーは黒いメラニン色素に反応します。
日焼けすると肌の黒さにレーザーが強く反応して、やけどが起こりやすい状態になるのでとても注意が必要です!
日焼けが目立つ肌には施術を行うことができないため、しっかり日焼け対策をして万全な肌の状態でご来院ください。

制汗剤は控える

脱毛前に制汗剤を使用すると、毛穴が塞がり毛穴の奥までレーザーが届かず脱毛効果が低くなる可能性があります。そのため脱毛当日の制汗剤は控えて下さい。

生理中は避ける

生理中は、VIO・おしりへの施術はできません。
また、生理中はお肌が敏感になっているため、その他の部位も痛みを感じやすくなっています。痛みが気になる方は、生理中の施術はお控え下さい。

激しい運動や飲酒後は控える

激しい運動やアルコールの摂取後は、体温が上がり血行が良くなっています。
そのため、肌に赤み や かゆみ が出たり、 やけど などのトラブルが起きる可能性があります。

薬の服用や予防接種は避ける

薬の種類によっては、レーザーに過敏に反応して皮膚炎を起こしやすくする可能性があります。風邪薬や、キノロン系抗菌薬、抗ヒスタミン薬、抗不安薬、抗がん剤、三環系抗うつ薬などが該当します。薬を服用中の方は必ずスタッフにご相談下さい。
また予防接種を受けた後は、肌が敏感な状態です。その状態で施術を受けると、肌トラブルや体調不良の原因となるため、予防接種後、数日から1週間は期間を空けましょう。

脱毛後の注意点

しっかり保湿を行う

脱毛後の肌は、レーザーの熱により水分が奪われ乾燥しやすい状態です。化粧水や乳液・ボディクリームなどで普段より入念に保湿してください。保湿すれば、肌トラブルのリスクが避けられます。

施術当日は入浴を控える

入浴をすると全身の血行が良くなるので、照射後のヒリヒリ感・赤み・むくみの治まりが遅れたり悪化したりしてしまうなど、肌トラブルを引き起こす可能性があります。施術当日は湯船に浸からずシャワーのみにして、肌を温めすぎないよう注意しましょう。

激しい運動や飲酒は控える

体温が上がり肌の血行が良くなることで、赤みやかゆみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。また、汗をかくことで毛穴に菌が入り込み、毛嚢炎 を起こすリスクも高まるのでお控えください。

紫外線対策をしっかりする

施術後の肌は、医療レーザーの熱で敏感になっています。肌に日が当たると、熱が加わり炎症のリスクが高くなるため紫外線対策を行いましょう。特に紫外線の強い夏場は、服や日傘を使って施術した部位をできるだけ隠し、露出する部分には日焼け止めを塗ってください。